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〈企画展〉木の鼓動と精霊
むらかみよしこタペストリー展

【会 期】2020年3月1日(日)~5月31日(日)
木の鼓動と精霊 チラシ
【木の鼓動と精霊 チラシ】 →PDF版を開く

 私たちの心の奥底には太古の記憶が眠っている。


 生命を生み出した海の記憶と、大きな木々の繁る森に抱かれていた生命の記憶と。


 だから夜の夢の中に届く遠い海鳴りの音は懐かしく、また見失った道の途中でも木々の森に思いをはせると
大地との揺るぎない絆をとり戻し自分の根源に立ちかえることができる。


 森の木には精霊が宿っている。


 木の精霊は生命を循環させていのちの森をつくり、また命の種を遠くまで運ばせる。


 木に抱きついて木の内なる鼓動、水の流れを感じてみる。


 葉っぱのささやき、光や風との会話にそっと耳をかたむけてみる。


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 ――何億年も前の太古の森、そして長い時をかけて地球を多様な命満ちる緑の星へと変貌させていった木々へ
憧憬と賛歌がこの作品には込められている。


 文明による森林破壊、気候変動がもたらす森林火災・消失を憂い、森の精霊の復活を祈って。


 どうぞご覧ください。


  (むらかみよしこ)


 ――作品『木の鼓動と精霊』(手紡ぎ・草木染・手織作品250×280cm)



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