― 過去の企画展(記録) ―

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企画展『いのちの祝祭』
むらかみよしこタペストリー展

【期 間】2015年3月3日(火)~6月7日(日)
企画展『いのちの祝祭』
【企画展『いのちの祝祭』チラシ】 →PDF版を開く

 ――私の魂は、姿を変化させて

          億年を行き来する。


       吹く風になり白い雲になり、

   また鳥になって歌い、

     オオカミになって叫ぶ。


    夢のように

       とりとめもない長い記憶。


     やがてぼくの出番だ。


  あたたかくほの暗いトンネルを通りぬけると、

    新しい世界の風が

        全身に吹き付けてくる。


     ぼくは最初の息を胸深く吸い込んだ――


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 46億年前に誕生した私たちの星。

 天地は変動を繰り返し、氷河期と温暖な気候が交互にやってきて、生き延びるすべを得たものたちが、いのち
をつないできました。

 今この星はまさに命あふれる奇跡の星です。


 『いのちの祝祭』は作者のこれまでの作品とひとしく生命讃歌であり、「死と再生」の魂の旅路・いのちの
記憶の物語になっています。


 中央には、今まさに生まれ出ようとする命を祝う場面。

 太鼓の音が響き、精霊たちが踊り、火がぱちぱちとはぜている。

 命を産み出す母の喜びと生まれてくる命の初々しさ。

 そして命輝く自然の中には過去と未来の魂の記憶が宿っている。


 画面いっぱいに躍動する命と草木の醸し出す夢幻色彩。

 新作5点を含む約20点を展示。

 羊毛の手紡ぎ・草木染・手織りの温かな感触をお楽しみください。



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