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企画展『いのちの円環~銀河への旅~』
むらかみよしこタペストリー展

【期 間】2016年3月1日(火)~5月29日(日)
企画展『いのちの円環~銀河への旅~』チラシ
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 前作「いのちの祝祭」に続く《命の星シリーズ》の2作目。

 この作品は、亡くなった幼い我が子の命の痕跡を求めて、銀河の果てまでも捜し歩く物語です。


 大切な命を失った時に誰でもが感じる底なしの喪失感。

 終着点のない旅だけれど、この頃やっとこの世界のいたるところにあの子を見出すことができるようになった。

 大地に身をゆだね草や木やたくさんの生きものたちの息を感じ、また風や水の流れをわが身の中に入れてみる。

 すると大地や空やあらゆる大自然に溶け込んで一体化したあの子の命の痕跡を感じ取れるようになった。


 生命そのものの核心にせまる根源のスピリット。

 それは、縄文や世界中のネイティブの人々の中に息づいているスピリットでもある。


 大自然との深いつながりと共生感。

 死してのち自然の懐に帰り、再び生をとりもどすという「死と再生」。

 大自然のなかに宿る命の永遠性・繰り返し甦り連なっていく命の円環。

 死ののちには命の新しい円環があり、命の祝祭の場へ続く。


 本作品では遠い昔の恐竜の世界で見つけたあの子、北の極地で見つけたクジラのあの子、宇宙の銀河の渦に
のったあの子など、きらめき輝く「いのち」が大きいタペストリー全体に躍動しています。


 羊毛の手紡ぎ・草木染・手織り作品。どうぞご覧下さい。



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